忍者ブログ
わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 犬の散歩に出ると、行く手のアスファルトの路上で、何やら茶色っぽいものが動いています。 ゆっくりと警戒しながら近づいて見ると、大きな蛾を相手にスズメが食事中でした。



 こういう時には、だいたい蛾をくわえて大きく振り回して、羽をちぎり取ることから始めます。 胴体だけになると、いよいよお食事の始まりです。 この時は、作業中に車が来たためくわえて飛び去ってしまい、最期まで見届けることはできませんでした。



PR

 雨降りの朝、雨宿りにもならないニセアカシヤの葉陰で、一羽の小雀が枝に止まって羽繕いをしていました。 身体はずぶ濡れです。 思わず、「おい、大丈夫かい?」 そんな声をかけたくなるような気持ちになってしまいます。


 

 

 


  イヤイヤ、わたしが思うほど小雀はヤワではなく、親鳥の庇護のもと、たくましく独り立ちして行くに違いありません。


 

 

 雀子のはや羽虱をふるひけり   (小林一茶)

  散策を楽しみにしていた昼休みでしたが、この日は生憎小雨が降っていました。 思いついて自動車のほとんど通らないたんぼ道を車でゆっくりと走ってみました。 小雀が雨に打たれながら身を膨らませて、フェンスに止まっています。



 車の中からだと少し位近づいても逃げません。 やがて一羽の大人のスズメがやってきました。 甘えるように羽を小刻みにふるわせます。
 多分この二羽は、親子スズメでしょう。 まるで、子どもの話を親鳥が聞いてあげているようにも見える、ほほえましい姿でした。







親雀仔雀松は花こぞる   (鬼灯)
 虫をくわえた雀が、仕留めた甲虫が大きすぎたのか盛んに虫を突いている。 よく見るとまだ嘴の黄色い小雀だ。 どうやらこのままでは、甲虫は大きすぎて口の中に入りきらないようだ。 長い時間もてあましていたが、そのうち虫が少しずつ小さくされ、小雀の餌となった。 



口に収まらない甲虫をいったん口から出した。



突いたり、くわえたり、振り回したり、一生懸命さが伝わってくる。



振り回された甲虫の腹は空中に飛び、羽だけが嘴に残った。



群れの軸どこへも曲げて稲雀   ( 百合山羽公 )
 最近はちょっと外を歩くと巣立ち間もないと思われる小鳥たちの姿を良く眼にします。 巣立ち間もないと思われる数羽の群れで遊んでいた小雀の一羽がわたしの接近に気付いて飛び立ち、近くの木の枝に留まりました。



 その時、この一羽だけになった小雀の頭上を、ヒヨドリが大きな声で 「ピーヨ、ピーヨ」 とけたたましく鳴きながら通過しました。 その時の上を見上げる小雀の表情です。 きっととても不安だったのではないでしょうか。



わが天使なりやおののく寒雀   ( 西東 三鬼 )
 昨日はまた雪となり、一面雪の原になりました。 地表が雪で覆われると、野鳥たちは餌探しが大変です。 こんな状況になると鳥達に不人気な我が家の給餌台にも小鳥がやってきます。 早速スズメがやってきて、ずいぶん日が経っている餌を口にしていました。
 これより鳥に人気があるのは、犬用のドックフード、雪が降ると、我が愛犬の餌の減りが早いのです。
 




天餌足りて胸づくろひの寒雀   ( 中村草田男 )

いつも見ていただいてありがとうございます。  ブログランキングに参加中です。
 狭いアスファルト道路で、先ほどからスズメが一羽、盛んに何かを突いています。 どうやら緑色の光沢のある羽をしたカナブンが犠牲者のようです。 カナブンも気の毒ですが、スズメもカナブンくらいの大きさになると一筋縄では料理しきれないでいるようです。 しばし、スズメの悪戦苦闘ぶりを楽しみました。







 

稲雀稲を追われて唐秬(たうきび)へ   (正岡子規)

いつも見ていただいてありがとうございます。  ブログランキングに参加中です。
 このごろは巣立ち間もない雛や若鳥ををよく見掛けます。 こうした鳥たちは、実ににぎやかで、まだ警戒心が希薄なのか比較的近くまで寄ることができます。



 この三羽のスズメもやはりそうでした。 見るからに子どもらしく、こうして並んだ姿を見るとまるで兄弟のようで、可愛いではありませんか。

雀らも乗って走れり芋嵐    ( 石田 波郷 )
 
いつも見ていただいてありがとう。  ブログランキングに参加中です。
 あちらこちらで、巣立ち間もない雛たちが賑やかです。 小雀が目の前で立て続けに、二回も虫を捕って見せました。 どうやら親鳥から独り立ちしたようです。





いつも見ていただいてありがとう。  ブログランキングに参加中です。
 応援クリックをお願いします。




 たくさん見られるけれど、余り相手にされないのがスズメです。 でも、この時期には、にぎやかなスズメの集団にこんな可愛いスズメが混じっていることが多いものです。 嘴がまだ黄色い小雀です。

茶を点てて遊べば軒の恋雀    (草間時彦)

いつも見ていただいてありがとう。  ブログランキングに参加中です。
応援クリックをお願いします。
カウンター
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
プロフィール
HN:
wagtail        
HP:
性別:
男性
自己紹介:
 ・ 自然好きの信州人です。
最新コメント
[10/27 鳥見んGOO!]
[10/22 いく@しずおか]
[10/22 鳥見んGOO!]
[10/21 翡翠♪♪]
[10/03 矢車草]
天気情報
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]