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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 いつも立ち寄る散策路脇の日当たりのいい南斜面、ここに来るとよくカヤクグリに出会うことができます。 どうやらこの冬は、ずっとこの周辺を生活圏にしていたのではないかと思います。







かやくぐり聴き天近き尾根わたる   ( 福田 蓼汀
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 冬季になるとよく低山の林縁などで採餌している姿を目撃します。 茶色の地味な鳥ですが、いつも同じ林縁部の斜面に出現してくれます。 この鳥も日本固有種だそうです。
 いつものように、いつもの場所で、昨日も姿を見せてくれました。







噴煙や拓夫が友の芽潜   ( 樋口 清紫 )
 雑木の林縁斜面で、かすかな生き物の動きを感じました。 慎重に近づき目を懲らしてよく見ると、地味な色彩をした鳥が見つかりました。 現場では、クロジだと思って撮影しましたが、後で写真を拡大してみると、カヤクグリであることが分かりました。





 ちなみに、カヤクグリとクロジとの相違は、
  ○ 嘴が真っ黒で先が尖っている。 (クロジの下嘴はピンクで、嘴の先端部のシャープさはない。)
  ○ 上面が全体として暗褐色で、下面が濃い灰色である。 (クロジの頭部は濃い灰色)
  ○ 地鳴きがチリチリチリと金属的である。 (クロジはジ、ジと単音の繰り返し)
などがあげられます。





青富士や 松の秀に鳴く 茅くぐり    ( 朝羽 緑子 )
 随分長い間草むらを潜って移動していた鳥が、ようやくその姿を見せました。 全体が茶褐色の何とも地味な鳥です。 カヤクグリは、信州では春から夏にかけては高山帯の低木林で生活し、秋から冬はこうして低山帯に下がり、山麓の低木林に姿を現します。







雲切れて 這松になく 茅潜       ( 砂田 たけ子 )

いつも見ていただいてありがとうございます。  ブログランキングに参加中です。


 雑木林の山道を歩いていると、藪の中から地味なスズメ大の小鳥が飛び出し、道脇の枯れ枝に留まった。 レンズを通してみる鳥の姿は私には馴染みの薄い鳥だ。 「とにかく写真を…」と思い数枚撮影したが、どれもこれもピントが甘く、おまけに手持ち撮影だったのでブレている。 結局、いい写真は一枚もなかった。

 名前を調べてみたが、どうもはっきりしない。 そこで、ウェブ上でみなさんの力をお借りしてみたが、回答いただいた名前も意見が分かれた。 とりあえずここでは、発見した場所の環境やいただいた回答を参考にして、私の思いに一番近い 「カヤクグリ」とした。
 もし、違っているようでしたら、お教えいただけると嬉しいです。
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