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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 台風が接近する前の暑い昼下がりでした。 二羽のハシボソガラスが電柱に止まって休んでいます。 口は開いていますが、この鴉決して囀っているわけではありません。 終始こうして口が半開き状態でした。



 この日は猛暑日。 さすがのカラスもこの暑さには勝てず、きっと口を開けて暑さにあえいでいたのかも知れません。 そういえば、以前の暑い日、モズが全く同じ行動をしていました。



肉声の鴉はやさし海の雪   ( 中島 斌雄 )
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 廃材置き場の脇を歩いていると、ハシボソガラスが舞い下りました。 嘴には、単子葉植物らしき枯葉を数本くわえていました。 「きっとこのカラスは、巣作りをしているに違いない。」 と思いながら見ていると、どこか思案しているような仕草を見せました。 そのうちに、何を思ったかくわえていた枯れ草を放りだしてしまいました。
 そして、風に吹かれて近くに舞ってきた綿状の物をくわえて飛び去っていきました。 さっきの仕草は、枯れ草を持っていこうか、綿を持っていこうかと迷っての決断だったのかも知れない。 きっとハシボソガラスの巣作りも産座造りの最終段階にでも入ったのであろう。



田の縁や追ひ崩さるる秋鴉   ( 樗 堂 )
 林道から畑地に出てくると、道路におびただしい鳥の羽が飛散している。 畑にはカラスの姿が見える。 ブレた写真になってしまい、鮮明でないが、どうやらムクドリの幼鳥がハシボソガラスの犠牲になったようだ。





 わたしの姿に気づいたハシボソガラスは、鳥をくわえてさらに安全な屋根に場所を移した。 掲載するのも躊躇するような光景だが、これが自然界の現実なのだ。
 数日前も、「さかき千曲川バラ公園」で、雀の幼鳥が目の前でトビの餌食になる光景を目にした。 激しく声を上げる雀を掴みトビは飛び去っていった。 このように、このごろ雛や幼鳥が、カラスや鷲鷹類の犠牲になっている場面によく遭遇する。 これも避けることのできない自然の摂理だ。

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 電線上のハシボソガラスが口を開いているが、別に鳴いているわけではないんです。 先ほどからこうして口を開いたまま、まるであえいでいるようにも見えます。 きょうは、夏日になるだろうと思われる程外の気温が上がっています。 これだけ暑さが増したら、「こんな黒いコートを身にまとっているカラスもさぞ暑かろう。」 そんなことを思わせるような光景でした。
羽搏ちておのれ確む闇鴉    (三橋鷹女)
 
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 ハシブトガラス、ハシボソガラス…だのと、うるさいことさえ言わなければ、このカラスを知らない人はいない程馴染みの鳥になっています。 目の前の柿の木で、一声二声啼いてみせ、ゆっくりした大きな羽音をさせながら飛び去っていきました。
  「ゴンベが種まきゃ、カラスがほじくる」という言葉を子どもの頃から耳にしているが、このカラスは、ハシボソガラスだそうです。 でも、どこでそれがわかったのだろうか?

鴉啼いてわたしも一人   (種田山頭火)
 

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