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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 8月は、どこに行っても野鳥の幼鳥を見掛けることができます。 どの幼鳥も、どことなくあどけなさがうかがえ、頼りなさを感じさせます。 このヒヨドリの幼鳥も例外ではありません。





鵯の木の間伝ひて現れず   ( 高浜 虚子 )
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 薄暗い木陰の水溜まりで、2羽の鵯が水浴びをしていました。 水溜まりの向こうは明るい空間、日陰の水溜まりから飛び上がるヒヨドリたちの舞いです。







雲晴れの朝の目覚めに鵯の声   ( 蕉影 )
 長野県は、台風の影響も比較的少なく、気温の低下もさほど見られませんでした。 こんな時には、水たまりで、多くの小鳥たちが水浴びをします。
 ヒヨドリもたっぷりと水浴びをした後、近くの枝で、嘴を使ってすっかり濡れた羽を一枚ずつ入念に羽繕いしていました。



庭に居る鵯山へ返事かな   ( 中山 みずほ )
 春の訪れと共に一斉に草木の花が咲き始めました。 用水路沿いの散策路脇にレンギョウの黄色い花が鮮やかです。 その花の中に埋まるようにして、ヒヨドリが一羽休んでいました。





 日頃は一見乱暴そうなヒヨドリも、こうして花の中にいると不思議とよく似合い、乱暴者のイメージが薄れていきます。





春の鵯八方芽木の明るさに   ( 斉藤 由紀 )
 このところの暖かさにアンズの開花が一気に進み、満開の時を迎えました。 そんな季節を迎えて毎日アンズ畑を訪れるようになったのがヒヨドリです。 花から花へ、「ピィーヨ、ピィヨ」と鳴きながら移動していきます。
 





 時には、花を食い散らすこともあるようですが、この時は一心に花の蜜を吸っていました。 きっとアンズの蜜は、ヒヨドリの大好物なんでしょう。







踏切よりすぐ鵯の森に入る   ( 大野 林火 )

 いつもはとても賑やかに囀るヒヨドリですが、珍しく枝に静かにとまっています。 こんな時は、サービスよろしく、意外と近くまで寄らせてもらえます。 「好きに撮ったら…」そんな雰囲気でした。



 春の鵯八方芽木の明るさに   ( 斉藤 由紀 )

 散策路の坂道を登っていくと、けたたましい賑やかな鳥の声が聞こえてきます。 声の主はすぐに分かりました。 わずかに色づき始めたオオヤマザクラの枝にヒヨドリがとまっていました。 大きな口を開けて、騒がしいくらいの鋭い声が周囲に響きます。





鵯の頻りと誰か呼ぶやうな   ( 来住 雷子

 ヒヨドリの 「ピッピィー、ピィーピピィー」 という声がしてきます。 見上げると頭上には柳の花が満開に咲いており、その花に埋まった小枝で、盛んにヒヨドリが高めの美しい声を聞かせていました。



鵯鳴いて杉の下道昼凄し   ( 正岡子規 )
 畑の脇にあった小さな水場が、小鳥たちの格好の水浴び場になっていました。 スズメやムクドリが入れ替わり立ち替わり訪れていましたが、ヒヨドリがそこを占領し、豪快に水浴びをしていました。







鵯の声松籟松を離れ澄む   (川端茅舎)
 ようやく信州にも花の季節が訪れ、梅の花が咲き始めました。 まだ花の蜜を吸うほどには開花していない梅の木に、ヒヨドリがやってきました。 「ちょっと早すぎかな…。」 そんなことでも言いたげです。



飛び鳴きの鵯や山川晴るる空   ( 松根東洋城 )
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