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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 千曲川に行くと、猛禽類の姿をよく見掛けます。 わたしは猛禽類の名前がよく分からないことが多いのですが、見掛ける多くは、トビです。 高い所に止まって、流れの魚を辛抱強くねらっているのでしょうか。
 こちらの姿に気づいて飛び去ってしまいましたが、初めて AF BORG で飛翔している姿をねらってみました。 何とかファインダーの中に収まりました。






汗垂れて鳶を聞くなり松隠れ   ( 石田 波郷 )
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 両翼を大きく広げて上昇気流にのり、静かにソアリングしているトビが、頭上を通過していきました。 かなり近くを帆翔していきましたが、もちろんほとんど羽音は聞こえません。 トビは、余りほかの動物をおそうことはなく、死んだ魚や動物などを食べることが多いようです。 生きた動物を襲う時は、この飛び方ならば接近に気づかれることは少ないでしょう。





冬枯や物にまぎるる鳶の色   (吏明)
 千曲川縁の大木の梢に留まり、鋭い眼差しで周囲を見回していました。 高い梢から河原を見渡し、小動物や魚が出現するのを待ちかまえているのでしょうか。





鳶翔けて霞に高む山の形   ( 飯田 蛇笏 )
 子どもの頃から慣れ親しんできたあの 「ピー、ヒョロロロロー」 という鳴き声が、よく晴れ渡った秋空から聞こえてきます。 見上げると、頭上でトビが上昇気流をとらえ、ゆったりと優雅に旋回しているのが見えました。





 空を見上げて飛翔するトビを追いながら手持ちで撮った写真だけに、どれもブレた写真になってしまったが、トビの飛んでいる姿は今流に言えば、「かっこいい!」 の一言に尽きます。  



炎天に消うる雲あり鳶高く     ( 高浜虚子 )

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 最近、千曲川の河川敷のニセアカシヤの伐採が行われるようになりました。 そのために、今まで余り目立つことのなかったカラスやトビなどの巣が簡単に見つかってしまいます。 トビの巣は大きいので遠くからもよく目立ちます。 望遠レンズでそっと覗いてみると、抱卵中なのでしょうか、大きな尻尾が巣からはみ出していました。 近くの木からこちらの様子をうかがうトビの姿があります。 もちろん直ぐその場所から離れたことは言うまでもありません。

鳶の羽も刷(かいつくろひ)ぬはつしぐれ  (去来)
 

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