わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。 でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。 日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。 そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。 わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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松の枝を移動するちょっと黒ずんだように見える姿の鳥の動きが見えました。 さっそくカメラを向けて覗いてみると、頭から背中にかけて光沢のある瑠璃色をしたオオルリの姿が目に飛び込んできました。 この辺りで見掛けたのは初めて。 わたしにとっては、オオルリは初撮りの小鳥です。 わくわくする気持ちを抑えて、慎重にシャッターを切りました。
「ピーリーリー、ポィヒーピピ、ジェジェ」 等と美しい声で囀る、オオルリの雄の囀りは一級品で、ウグイス、コマドリと共に 「三鳴鳥」 と言われています。


瑠璃啼いて青嶺閃く雨の中 ( 秋元 不死男 )
「ピーリーリー、ポィヒーピピ、ジェジェ」 等と美しい声で囀る、オオルリの雄の囀りは一級品で、ウグイス、コマドリと共に 「三鳴鳥」 と言われています。
瑠璃啼いて青嶺閃く雨の中 ( 秋元 不死男 )
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前回掲載したウグイスのいた場所から10数メートルの木の枝で、ウグイスが囀っていました。 この距離ならば、きっと前回と同じ個体でしょう。 顔を空の方向に向け、一生懸命囀っています。 春先の鳴き方より随分歌が上手になって、美声が四方に広がっていました。


うぐひすの笠おとしたる椿哉 ( 芭 蕉 )
毎日ウグイスの囀りが聞こえてきます。 声はよく聞こえるのですがなかなか姿を現してくれません。 昨日の昼の散策時、ようやく藤蔓の絡んだ小枝で囀る姿を見付けました。

生憎ウグイスの体に架かるように藤ヅルがあり、余りいい写真になりませんでしたが、これは、この春の嬉しい 「初撮りウグイス」 です。

鶯の身をさかさまに初音かな ( 其 角 )
生憎ウグイスの体に架かるように藤ヅルがあり、余りいい写真になりませんでしたが、これは、この春の嬉しい 「初撮りウグイス」 です。
鶯の身をさかさまに初音かな ( 其 角 )
ヒヨドリの 「ピッピィー、ピィーピピィー」 という声がしてきます。 見上げると頭上には柳の花が満開に咲いており、その花に埋まった小枝で、盛んにヒヨドリが高めの美しい声を聞かせていました。

鵯鳴いて杉の下道昼凄し ( 正岡子規 )
近くで聞き慣れた、「ヒッヒッ、カッカッ」 という囀りが聞こえてくる。 林に目を移すと、お辞儀をするように頭を下げ、尾を細かく上下に振っているジョウビタキの姿があった。
色鮮やかで、「色鳥」 の代表格ともいえる。 残念ながらこの時は、小枝が邪魔になって前ボケとなり、眠たいような写真になってしまった。


病めば鶲がそこらまで (種田山頭火)
色鮮やかで、「色鳥」 の代表格ともいえる。 残念ながらこの時は、小枝が邪魔になって前ボケとなり、眠たいような写真になってしまった。
病めば鶲がそこらまで (種田山頭火)
1メートルほどの幅の用水路の対岸の木にキジバトが2羽とまっていました。 3メートルほどの距離の藤蔓が巻いた木の枝が密集している場所です。 いつもならここまでは近寄れないのですが、荒っぽく動いてもいっこうに逃げる気配がありません。 相当この木が気に入っているのでしょう。 ことによったらここで営巣するのかも知れません。

鳩の巣のあらはなるよりしぐれそめ ( 暁 台 )
鳩の巣のあらはなるよりしぐれそめ ( 暁 台 )
廃材置き場の脇を歩いていると、ハシボソガラスが舞い下りました。 嘴には、単子葉植物らしき枯葉を数本くわえていました。 「きっとこのカラスは、巣作りをしているに違いない。」 と思いながら見ていると、どこか思案しているような仕草を見せました。 そのうちに、何を思ったかくわえていた枯れ草を放りだしてしまいました。
そして、風に吹かれて近くに舞ってきた綿状の物をくわえて飛び去っていきました。 さっきの仕草は、枯れ草を持っていこうか、綿を持っていこうかと迷っての決断だったのかも知れない。 きっとハシボソガラスの巣作りも産座造りの最終段階にでも入ったのであろう。

そして、風に吹かれて近くに舞ってきた綿状の物をくわえて飛び去っていきました。 さっきの仕草は、枯れ草を持っていこうか、綿を持っていこうかと迷っての決断だったのかも知れない。 きっとハシボソガラスの巣作りも産座造りの最終段階にでも入ったのであろう。
田の縁や追ひ崩さるる秋鴉 ( 樗 堂 )
畑の脇にあった小さな水場が、小鳥たちの格好の水浴び場になっていました。 スズメやムクドリが入れ替わり立ち替わり訪れていましたが、ヒヨドリがそこを占領し、豪快に水浴びをしていました。



鵯の声松籟松を離れ澄む (川端茅舎)
鵯の声松籟松を離れ澄む (川端茅舎)
信州にもようやく花の季節がやってきました。 梅が咲き、レンギョウが黄色い花を咲かせ、アンズの花も見頃を迎えました。 来週あたりには桜のお花見もできるようになるでしょう。
春を楽しむかのようにレンギョウにとまったいつもは鋭い眼光のモズも、こんな時は穏やかに見えます。

春を楽しむかのようにレンギョウにとまったいつもは鋭い眼光のモズも、こんな時は穏やかに見えます。
ようやく信州にも花の季節が訪れ、梅の花が咲き始めました。 まだ花の蜜を吸うほどには開花していない梅の木に、ヒヨドリがやってきました。 「ちょっと早すぎかな…。」 そんなことでも言いたげです。

飛び鳴きの鵯や山川晴るる空 ( 松根東洋城 )
飛び鳴きの鵯や山川晴るる空 ( 松根東洋城 )
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