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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 久しぶりに千曲川に行ってみました。 河原の葦原は、オオヨシキリの囀りであふれていました。 しかし、草木がすっかり伸びていて、なかなか姿をとらえられません。



  一羽のオオヨシキリが枯れ枝の枝先で囀っています。 ここがソングポストか、私の姿に気づいて飛び去っても、しばらくすると再び同じ枝にやってきて、大きな口を開け囀り始めました。









能なしの寝むたし我をぎやうぎやうし    ( 芭蕉 )
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 梅雨の時期には、あちらこちらに水溜まりやぬかるみができます。 緩んだ地面に虫でもいるのでしょうか、一羽のカワラヒワが餌を探していました。







河原鶸機屋のひるのしづもりに    ( 山谷 春潮 )

 このところの雨で未舗装道路のあちらこちらには水溜まりができています。 こうした水溜まりは野鳥たちにとっては最高の風呂場となります。
 薄暗い木陰の水溜まりで、2羽の小鳥が水浴びをしていました。 ズングリとした体型で、いかにも丈夫そうな太い黄色い嘴のイカルです。 イカルは雌雄の体色は同じですから、たぶん雌雄お揃いで水浴びに来たのでしょう。


 

 別名「木回り」といわれているように、時には逆さまになって木の幹を回るように歩いて虫を探している姿を見掛けます。 樹皮の割れ目、枝の分れ目などに隠れている虫を探して、幹の周りを走り回っていました。









四十雀五十雀よくシャベル哉   ( 尾崎 放哉 )

 近くの電線に燕が巣立ち間もない子ツバメを5羽つれてやってきました。 一日中そこにとどまり、親燕が食欲旺盛な子燕に何度も餌を運んできては与えていました。









 わずか10~15分ほどの撮影でしたが、その間にも親鳥は食欲旺盛な子燕のお腹を満たすために、何度も口いっぱいに虫を捕らえては運んできました。









 南に帰るまでに子燕が長旅に耐えられる体力をつけるまで、親鳥の賢明な子育てが続きます。



  燕の飛びとどまりし白さかな   ( 松本 たかし )

 梅雨に入り一気に木の葉が茂り、林内はうっそうとしてきました。 「声はすれども姿は見えず」、小鳥の囀りはそこかしこから聞こえてくるのですが、姿が一向に見られない日が幾日も続きます。 この日はキビタキの声を頼りに茂った木の葉の間から、ようやく遠くに雄の姿を見付けました。



 深緑の葉陰を小鳥の影がよぎり、ちょっと近寄ってきました。 葉を透かして降り注ぐ木漏れ日の中に美しいキビタキの姿がとけ込んでいます。



 深緑の林の中でしばらく羽づくろいをしていましたが、やがて止めていた囀りを再び始めました。 キビタキの 「ピッコロ、ピッコロ、オーシツクツク…」 という囀りが林に広がります。 鳴き声も姿も実に美しい小鳥です。



 「チィッチョーチョーチチリー」とゆっくりしたアオジの囀りが聞こえます。 スズメよりやや大きめですが、目先が黒いのが特徴。 比較的地味な鳥で、明るい林や藪で見掛けることが多いです。





青鵐鳴き新樹の霧の濃く淡く   (水原秋桜子)

 電線によく留まっている小鳥といったら、私はこのツバメをまずあげたくなります。 ツバメの飛翔姿を撮影するのは、私の技術ではちょっと無理なことです。 この日も青空をバックに電線に留まっていましたが、そろそろ南に帰る算段でも始めたのでしょうか。

 夕燕我には翌のあてはなき   ( 一茶 )

 余り目立つ色ではないが、水面を滑るように泳ぎ、時々潜水しては、思いも寄らない位置に顔を出していました。 「一丁潜り」 「八丁潜り」 などの愛称で親しまれている、カイツブリです。

かいつぶりさびしくなればくぐりけり   ( 日野 草城 )

 最近はちょっと外を歩くと巣立ち間もないと思われる小鳥たちの姿を良く眼にします。 巣立ち間もないと思われる数羽の群れで遊んでいた小雀の一羽がわたしの接近に気付いて飛び立ち、近くの木の枝に留まりました。



 その時、この一羽だけになった小雀の頭上を、ヒヨドリが大きな声で 「ピーヨ、ピーヨ」 とけたたましく鳴きながら通過しました。 その時の上を見上げる小雀の表情です。 きっととても不安だったのではないでしょうか。



わが天使なりやおののく寒雀   ( 西東 三鬼 )
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