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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 先日の休み、時間が浮いたので本当に久しぶりに野鳥の撮影をしようという目的で自宅近くの雑木林を歩いてみました。 ところが行けども行けども1羽たりとも鳥の姿を見掛けることができませんでした。 時にはこんなこともあるものです。 40分ほど歩いて一度もカメラを構えることなく、諦めて帰宅しました。



 
ところが世の中そう見捨てたことばかりではないものです。 自宅の庭に入ると、まるで自分の帰宅を待っていたかのようにメジロが玄関前のモミジの木に止まっているではないか。
 しかも、サービスよろしく、随分至近距離で撮影させてくれました。 気落ちした気分が一気に嬉しさに変わったことは言うまでもありません。










 
食うただけしづく落として目白去ぬ   ( 永吉 二支 )
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 冬季になるとよく低山の林縁などで採餌している姿を目撃します。 茶色の地味な鳥ですが、いつも同じ林縁部の斜面に出現してくれます。 この鳥も日本固有種だそうです。
 いつものように、いつもの場所で、昨日も姿を見せてくれました。







噴煙や拓夫が友の芽潜   ( 樋口 清紫 )
 あの独特の尾羽の動かし方から、ジョウビタキがいるなと遠くからでもすぐ分かるものです。 いつ見ても、この雌のクリッとした目は愛くるしくてかわいいので、ついカメラを向けたくなるものです。







尉鶲来鳴くあしたの風邪ごもり   ( 山谷 春潮 )
 雪におおわれた雑木林の斜面にオオマシコの大好物であるヤマハギが植えられています。 雄のオオマシコがヤマハギの枝につかまり、背伸びをしながら盛んに実をついばんでいました。





 冬期間は、カワラヒワたちも群れで生活しています。 雪におおわれた地面で採餌でもしていたのだろうか、嘴に雪をたっぷり付けたカワラヒワがいました。 まさか、雪を食べていたわけではないでしょうね。





 まだちらついている雪の中、採餌には厳しいシーズンがもう少し続きそうです。 餌探しに懸命の後ろ姿を見て、「頑張れ!」 とでも声を掛けてやりたいような気持ちになります。





黄の紋を晒して歩く河原鶸   ( 櫻井 掬泉 )
 この冬初見のミヤマホオジロです。 黄色と黒のコントラストがいいです。 どうやら食事中だったらしく、口の中に何か入っているようです。
 小枝の大息にとまっていて、ピント合わせに難儀しましたが、マニュアルフォーカスでピント合わせをし、何とかものにしました。
 


風花のやみしと見る間一羽なる 深山頬白木を移る見ゆ   ( 中西 悟堂 )

 先週、ちょっとまとまった雪が降った翌日のことです。 頭上のオオヤマザクラの木からウソの笛のような鳴き声が聞こえてきました。 見上げると、ウソたちが盛んに木の冬芽をついばんでいます。



あちらこちらから、「フィー、フォー」 という口笛のような鳴き声が聞かれ、10数羽の小群で次々と冬芽を食べていました。





 盛んに冬芽を食べる頬のあたりが赤いのウソが雄、下の写真の雌にはこの頬の赤い色がありません。



鷽の来てあけぼのの庭に胸赤し   (水原秋桜子)

 木の枝に止まっている数羽の小鳥が目に止まりました。 いつものようにまずレンズを向け、とりあえずシャッターを切りました。 その時は、いつも見掛けるカワラヒワだろうと思って無造作にシャッターを切ったのですが、PCで確認するとどうも違うようです。


 


 トリミングして拡大してみると、何と初めて見掛けたハギマシコではありませんか。 心を込めて撮影しておけばよかったと思っても後の祭りです。
 こんな次第で、画像が荒れていますが、証拠写真としての掲載です。


 突然目の前の木に中型の鳥が飛んできました。 シルエットからは一瞬ツグミかと思ったのですが、わき腹がうすい褐色でツグミの仲間の冬鳥シロハラでした。 普段、冬期間は、林の中の地上で採食しているのを見掛ける、余り目立たない鳥ですが、珍しく木の梢に止まり、実を盛んについばんでいました。



64174453_org.jpg



 シロハラは名前のようにお腹が白っぽく、頭は灰褐色で、背中が茶褐色、くちばしの付け根とアイリングが黄色が目立ちます。 出会うチャンスが非常に少ないのですが、運良くシロハラの方から目の前の木にこうして飛んできてくれました。



 前回オオマシコを撮影した斜面に、雄のオオマシコを求めて、翌日も行ってみました。 すぐに雌のオオマシコは見つかりました。 前回同様盛んに植物の実をついばんでいました。 雄の数は少ないのか、なかなか姿を見せませんでした。









 きょうはダメかと諦めて帰りかけた時、帰り道の遊歩道脇に2羽のオオマシコが、突然姿を現しました。 1羽は待望の雄であることがその大きさと赤い色からすぐに分かりました。 ところが、こともあろうに撮影結果は、前回同様ご覧の通りです。
 もうしばらくは、執拗な雄のオオマシコの追っかけが続きそうです。




 

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