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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 木の芽が動き出す気配が見られない道脇の雑木林に、数羽の小鳥の群れが忙しく動いていました。 茶色いくコロコロした感じですが、望遠レンズでのぞいてみると、頭のてっぺんに短めの冠羽がちょこんと立っています。 小さい体に、クリッとした目がかわいいです。  カメラを向けると、短時間でしたがファインダーの中で羽づくろいしてみせてくれました

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 昼の散策路脇の用水路にキセキレイが姿を見せました。 いつものように、わたしの10m程先をわたしとの距離を一定に保つようにして歩いていきます。 近づいていくと少し先に飛んでいき、尾を振りながらまた歩き出します。 まるで、わたしの道案内をしてくれているようで、つい微笑んでしまいます。
 こんな様子ですから、見掛ける頻度が高い割には、今まで余り撮影できずにいました。 今回は、用水路の流れの中にある石に飛んでいった所で、コンクリート壁の陰から、余り警戒されずに撮影ができました。 胸の黄色が綺麗です。


 久しぶりにメジロが姿を見せました。 あちらこちらで、梅や桜が咲き乱れる花の中のメジロの姿を写し取った写真を見掛ける時期になりましたが、信州のメジロは、まだこんな様子です。 暖冬で春が近いとはいえ、信州のメジロたちが花の蜜を求めて飛び交うのは、もう少し先のことです。


 先日撮影が思うようにいかず悔しい思いをしたベニマシコに、この冬3回目の出会いを果たした。 『三度目の正直』 という言葉があるが、まさにそんな感じだ。 ようやく何とか見られるようなベニマシコの写真を撮ることができた。


 



 
 昨日の昼の散策時、付いていることに行きと帰りに二度であうことができた。 最初は剪定されたリンゴの枝が積まれた林檎畑の縁で、数羽が固まって近くの草の実をついばんでは食べていた。 3メートル程の距離まで近寄らせてくれただろうか。 今まではボケボケ・ブレブレの写真ばかりだったので、今回は慎重にシャッターを切った。 1~2分程で20メートル程離れた梅畑へと姿を消した。








 散策中も、もう帰りにはいなくなっているだろうという思いつつも、心のどこかに 「もしや…」 という淡い期待もあったので、いつもより早めに散策を切り上げUターンして、先程のベニマシコが姿を消した梅畑へと急いだ。
 何と、ベニマシコとシジュウカラの20羽程の混群が、目に飛び込んできた。 しかも、午後の仕事が始まる時刻の間際まで、しっかりと遊び相手をしてくれた。






 

よろしければ、「おりふしの記」の『願えばかなうもの』にもお立ち寄りください。 


 まだ冬枯れ状態の草むらで何かをくわえて、近くの枝に飛び移ったシジュウカラが、そこで種子らしき物を足で押さえて、盛んに嘴で突いて食べている。 「食事中なんだから、邪魔をしないでくれ!」 そんなことでも言いたげな顔をこちらに向けている。
 最近は、暖かい日差しが当たるような日だまりでは、明らかに地鳴きとは異なる、囀りかなと思われるような声でシジュウカラが鳴いていることがある。 少し前にエナガが巣作りを始めていたが、野鳥たちの繁殖活動が始まるのはそう遠くはないだろう。 野鳥たちの囀りを耳にするようになり、そんなことも考えるこの頃である。

老の名の ありとも知らで 四十雀  ( 芭蕉 )
 林の中から一羽の鳥がゆっくりと飛び出してきて、少し離れた木の梢に留まった。 スズメかと思って何となくカメラを向けると、レンズを通して見えた姿は何とベニマシコではないか。 一瞬、カメラを持つ手に緊張感が走る。 ちょっと距離がありすぎるので、少しでも大きく撮ろうとそっと前進する。 今年の冬は、何度かベニマシコに遭遇する機会はあったが、いつもブッシュの中だったり、密集する小枝の中に留まっていたりしたため、なかなか撮影にまでこぎ着けることがなかった。



 とにかくシャッターを切っておこうと思い、二枚の写真をかろうじて撮った。 二枚とも距離が遠かったのでトリミングしたものだが、手持ち撮影だったためブレもある上にトリミングまでしたせいかシャープさが全くなく、どことなくぼやけたしまりのない写真になってしまった。 昨年撮った写真もやはりこんな調子だった。 ここに掲載することも躊躇したが、とにかく証拠写真だけでもと思った次第だ。
  「今度こそ…」と狙っているのだが、冬鳥の帰ってしまう時期が近づくにつれ、「今年もベニマシコは駄目かな…」と、多少の焦りと諦めムードが漂う。 わたしにとっては縁の薄い、だからこそ魅力のある野鳥の一つなのだ。 

 
 昼の散策を終え、歩道の坂を下りていくと桜の木の三つ又状の所にエナガが姿を見せました。 いつもはせわしなく枝を移動しているエナガが、今日は同じ所にいつまでも留まっています。 せわしない動きのためなかなかピントが合わずにシャッターを切る前に逃げられるのが常でしたが、きょうは余裕を持って撮影ができました。



 数カットの撮影を終え心を落ち着かせてよく観察すると、エナガがいつもは見せないような動きを盛んにしています。 さらによく見ると、エナガのいる場所には巣らしき物が見えるではありませんか。 エナガの巣材特有の苔や蜘蛛の巣がたくさん使われているのが分かります。 まだ2月も半ばですが、もう巣作りが始まっているのです。 だからいつものせわしない動きが見られず、一カ所に留まっていたのです。 



 きっと今の段階は巣の内部の産座部分を作っているに違いありません。 色々に体勢を替えては形を整えたり、嘴で巣材を位置を整えたりしています。 そして身を深く沈めては、腹の部分を使ってくぼみを作っています。 この時期はとても大切な時期、へたをすると巣作りを放棄してしまうことがあります。 何といっても私たちの興味本位な行動で、野鳥たちの繁殖行動を邪魔することがあってはいけません。 長居は無用です。 この春、たくさんの雛がこの巣から巣立つことを祈って、そっとその場から離れました。



枯木原柄長翔けてはよどみけり   ( 木津 柳芽 )


 あちらこちらから 「ピゥー、ピゥー」 という声が聞こえます。 御宝田遊水池でオナガガモに次いで多い鴨だろうと思われるヒドリガモの声です。 わたしは、ヒドリガモが単独でいる姿は余り見掛けたことがありません。 いつも雌雄で仲良く一緒にいる姿を見掛けることが多いように思いますが…。



ヒドリガモの雄

 
 このオナガガモは、ハクチョウの飛来地には必ずと言って良いほど姿を見掛けますが、御宝田遊水池でも、コハクチョウの数を上回る大群です。 雄はS字状の白い部分と長い尾が目立ちます。 それに引き替え、雌は何とも地味な色合いで、わたしには特徴が浮かんできませんので、わたしにはどれががオナガガモの雌なのかよく分かりません。
オナガガモの雄


オナガガモの雌


 餌付けの影響か人を恐れるような風はなく、近寄っても慌てて飛び立つようなこともなく、ヨチヨチと悠長に歩いて道をあけます。 もちろん千曲川で見られるオナガガモは、餌付けされていませんのでわたしの姿を見掛けるとパッと飛び立ってしまい、こんな写真はとても撮れるものではありません。



 長い冠羽を垂らし、ゆっくりとキンクロハジロの雄が泳いできました。 金色の目をした白と黒の海ガモですが、前掲のホシハジロと一緒にいることが多いようです。 白と黒のコントラストが美しく、なかなかスマートですねぇ。
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