わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。 でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。 日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。 そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。 わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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ヤマザクラの枝にヤマガラが飛んできた。 枝に留まるとなにやら足下にあるものを盛んに突きだした。 よく見ると黒い実のようなものを両足で器用に挟んで、上手に食べ始めた。 カラ類の食事中の姿はよく見掛けるが、本当に器用に物を掴んで食べるものだ。


人を見て山雀鳴くや籠の中 ( 松根 東洋城 )
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二羽のモズが飛んできた。 電線にとまった方のモズは、お世辞にも羽が揃ってきれいだとは言えず、いささか貧相に見える。 この暑い夏にお疲れモードなのだろうか、それとも巣立ちして日が浅い子どもモズなのだろうか。 それにしても、どことなく頼りなげな姿だ。


草茎を失ふ百舌鳥の高音かな ( 蕪村 )
緑深い葉の間からエナガの姿がすかして見えた。 なかなかピントが合わない。 この時期こんなメリハリのない写真でも使わないと、手持ちのストックが無くなってきた。


柄長鳴き松に夕べの風起る ( 山谷 春潮 )
柄長鳴き松に夕べの風起る ( 山谷 春潮 )
姿を見せたハクセキレイが、小さなバッタらしき黄緑色の昆虫をくわえていた。 随分こちらを警戒して神経質に場所も移動していたが、そのうちくわえていた虫を、あっという間にパックッと口の中に入れてしまった。




せきれいの居るともなくて波白し ( 村上 鬼城 )
せきれいの居るともなくて波白し ( 村上 鬼城 )
虫をくわえた雀が、仕留めた甲虫が大きすぎたのか盛んに虫を突いている。 よく見るとまだ嘴の黄色い小雀だ。 どうやらこのままでは、甲虫は大きすぎて口の中に入りきらないようだ。 長い時間もてあましていたが、そのうち虫が少しずつ小さくされ、小雀の餌となった。

口に収まらない甲虫をいったん口から出した。

突いたり、くわえたり、振り回したり、一生懸命さが伝わってくる。

振り回された甲虫の腹は空中に飛び、羽だけが嘴に残った。

群れの軸どこへも曲げて稲雀 ( 百合山羽公 )
口に収まらない甲虫をいったん口から出した。
突いたり、くわえたり、振り回したり、一生懸命さが伝わってくる。
振り回された甲虫の腹は空中に飛び、羽だけが嘴に残った。
群れの軸どこへも曲げて稲雀 ( 百合山羽公 )
野鳥たちが水浴びに訪れるいつもの水溜まりに、キセキレイが姿を現した。 比較的水辺で見かけることの多い小鳥だが、水溜まりの水面に映ったが、なかなかスマートだった。

四万十川源流つつつつと黄鶺鴒 ( 篠崎 圭介 )
霧ヶ峰の車山を目指して斜面を登っていくと、「ジャッ、ジャッ」という濁った鳴き声が聞こえてきた。 見ると餌をくわえた雌と雄のノビタキが姿を現した。 やがて雌は姿を消したが、育雛中の巣でも近くにあるのか、雄のノビタキは息を切らして登ってきたわたしを警戒するようにあちこち場所を変えながら、わたしの相手をしてくれた。



野鶲のすこし仰向く風情かな ( 飯田 蛇笏 )
野鶲のすこし仰向く風情かな ( 飯田 蛇笏 )
梅雨明け以来、 「真夏日」 と 「猛暑日」 が連日のように続いている。 この所の猛暑に、さすがの野鳥達も暑さがこたえるのだろうか。 水溜まりは格好の水浴び場所になり、入れ替わり立ち替わり野鳥達がやってくる。
この日も水溜まりにやってきたホオジロは、繰り返し繰り返し水を浴び、水から上がってきた時には、全身ずぶ濡れ状態だった。




頬白やひとこぼれして散りぢりに ( 川端 茅舎 )
この日も水溜まりにやってきたホオジロは、繰り返し繰り返し水を浴び、水から上がってきた時には、全身ずぶ濡れ状態だった。
頬白やひとこぼれして散りぢりに ( 川端 茅舎 )
半月ほど前から散策路脇の用水路で何度かカワセミの姿を見掛ることがありました。 しかし、ここのカワセミは人慣れしていないせいか非常に警戒心が強いためなかなか近づかせてくれません。
今までは、カワセミの方に先に気づかれてしまい、私がカワセミがいることに気づくのは、いつも飛び去っていく姿でした。 ようやく半月ぶりに、カワセミより先にその姿を確認し、慎重に接近し撮影することができました。


翡翠の紅一点につづまりぬ ( 高浜 虚子 )
今までは、カワセミの方に先に気づかれてしまい、私がカワセミがいることに気づくのは、いつも飛び去っていく姿でした。 ようやく半月ぶりに、カワセミより先にその姿を確認し、慎重に接近し撮影することができました。
翡翠の紅一点につづまりぬ ( 高浜 虚子 )
木々の葉が茂り、最近はなかなかこといの姿を見付けるのが厄介になってきました。 声はすれども、姿が見られずです。 ようやく深緑の林の中で、モズの姿を見かけました。
朝鵙に掃除夕鵙に掃除かな ( 高浜 虚子 )
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