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わたしは、野鳥の撮影のためだけに出掛けることは、ほとんどありません。  でも、ちょっと外に出た時、身近にかわいい野鳥たちの姿を見掛けることは結構多いものです。  日々の生活の中で生み出したちょっとした時間を活用し、そんな鳥との出会いに備えてカメラを携え、自然散策に出掛けます。  そして、馴染みの鳥たちとの出会いを気軽に写真で楽しむのです。  わたしにとって 「野鳥」 は、 「自然」 への道案内的な存在なのです。
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 何ヶ月ぶりだろうか。 ずいぶん久しぶりにジョウビタキの姿を見掛けました。 声を出すこともなく、本当にひっそりと舞い下り、また静かに去っていきました。 高原から下におりてきたのでしょうか。
 



鶲とぶ色となりたる如くかな    ( 星野 立子 )
 
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 春遅い信州にも春が訪れ、杏の花も少しずつほころびてきました。 アンズ畑にさしかかると、ジョウビタキノ「カッ、カッ」という声が聞こえ、ポツポツと花を咲かせ始めた、アンズの枝に雄が留まっているのが見つかりました。



 ちょっとでも近づいて撮影しようと思い、移動すると、逃げてしまいましたが、幸運なことに雄の飛んでいったその先にはフェンス上に留まっている雌の姿がありました。 例のつぶらな瞳でこちらを見ています。



 今までジョウビタキを見掛ける時はほとんど単独でしたが、きょうは随分近くで雌雄の姿を見掛けました。 どうも偶然に近くにいたのではなく、お互いに意識しながらここにいるように思われます。 ピントの深度が浅くなってしまったため、雄の姿がぼやけてしまい証拠写真程度の写りになりましたが、お互いこんなに近くにいる上、しばらく私が観察している間も連れ添うように動いていました。 冬飛来し、単独で生活していた頃のなわばり意識は、随分薄れてきているようにも見えます。





 梅畑にさしかかった時、 「ヒッヒッ」 と鳴きながら例のヒラヒラッという感じの飛び方をして次々と場所を変え移動していきます。 ジョウビタキは、群でいることはなく、雌雄2羽でいることも多くありません。
 たいがいは、単独で生活しています。それぞれ1羽ずつなわばりを持って生活しています。

 花衰うる紅梅に尉鶲   ( 廣瀬 直人 )

 雑木林の縁を歩いていると、ヒッヒッと澄んだ声が聞こえてきました。 しばらくすると、尾を上下に振っている赤っぽい小鳥が木の枝に降り立ちました。 ジョウビタキの雌です。 雌は、雄の体色とは異なり、全体に淡い茶色で下腹から尾が橙色、翼に白斑が見られます。 それにしても、クリッとした魅力のあるかわいらしい目です。
 冬鳥として全国に渡来し、林の縁や農耕地に生息し、市街地でも見られます。 雄も雌もそれぞれ1羽ずつが縄張りをもって生活し、渡り直後にはよく2羽が争っている姿を見掛けました。



雄のダンディーな体色も魅力的ですが、雌は奥ゆかしい配色で、つぶらな瞳はクリッとしていてこの上もなくかわいい。 雄のジョウビタキは、結構遊んでくれるのですが、このジョウビタキもやはり他の雌と同じように、そそくさと雑木林の中に姿を消してしまいました。  
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